あの世の学校での「創造訓練」 | ブログ幸福の科学

あの世の学校での「創造訓練」

「人間界に比較的近い世界より、もう少し上の世界へ上がると、その世界の住人たちは、『思えば、いろいろなものが現れる』ということを知っていて、念でものを出しはじめます。
そこでは、創造訓練をよく行っています。たとえば、『チューリップの花を1本、念じて目の前に出してみせる』というようなことを勉強会で行うのです。
あの世の学校でも、『霊界は念の世界であり、思ったものが現(あらわ)れる』ということを実験するために、先生が生徒を集め、『いまから私が模範を示すから、見ていなさい』と言って、赤いチューリップを一瞬のうちに出したりします。
そして、『さあ、みんなも頑張ってみよう』と言われて、生徒たちがチューリップを出してみるのですが、グニャッと曲がったもの、萎(しお)れたもの、色が違うものなど、いろいろなものが出てきます。
この念力訓練は、けっこう難(むずか)しく、出そうとするものを見事にありありと描かないと出てこないのです。
最初は、小さなものから訓練していきます。
訓練が少し進むと、次に、『犬を1匹出す』などということをします。先生が念力を集中して、しばらくすると、犬が現れてきます。生きている犬とそっくりで、尻尾(しっぽ)を振りながらペロペロとなめてきたりして、本物のペットのように動きはじめます。まるで魔法のようで、生徒たちは、『すごいな。先生は、さすがに大したものだな』と感心します。
生徒が個人でやると、なかなか先生のようにはうまくいかず、何だか訳(わけ)の分からない、でき損(そこ)ないの動物がたくさん出てきます。
そこで、『10人ぐらいで一緒にやれば、うまくいくのではないか』と考え、力を合わせて、『こういう生き物を出そう』と頑張って念じていると、だんだん、ハトを出したり、犬を出したり、猫を出したり、することができるようになってきます。
そのようにして、大勢の人の思念を集めてつくったものは、あの世でしばらくのあいだ実在しています。もともとは存在しないものですが、念が集まると、あの世にある、いろいろな霊質(霊的な物質)、幽体のようなものが再構成されて、つくられるのです。」